第一篇 始計
☆☆☆株式投資を始める前の注意事項☆☆☆



トップページへ戻る

コーナートップへ戻る


第3節 株式投資の本質
第12回 悪く言えば化かし合い

 前項までで、株式投資をするに当たっての、事前の条件と、事後の注意事項について説明しました。そこで、本項からは、株式投資の本質について、端的に説明しようと思います。

 「戦争とは、人の考えの裏をかくことである。」

 と、しています。これを株式投資に置き換えると、

 「株式投資とは、相場の裏を行くことである。」

 となると思います。戦うに当たっては、正攻法で当たるのも一手ですが、奇策を用いるのも一手です。多くの場合、戦いとは、戦術レベルでの行動を意味しますが、それより上位の戦略レベルで勝利を決定付けていれば、戦術レベルの戦いでは、勝ちを拾いに行くようなものとなります。そういう意味で、孫武は、より、高いレベルでの勝利の保障が必要であり、そのためには奇策が必要だと述べているのです。

 株式投資は、10人中9人までが儲けられていないということは、大多数と同じように行動していては儲けられないということになります。「人の行く 裏に道有り 花の山」という格言があることでも、わかると思います。つまり、極端な言い方をすれば、多くの人が買っている状況では売り、多くの人が売っている状況では買いということなのですが、この通りやっただけでは、儲かる訳はありません。何故かと言えば、先に書いたように、売買が成立するためには、買い手と売り手が居るということです。つまり、5対5で売買が成立するのですから、ただ単に、反対に売買しただけでは成功できないのです。

 ならば、「裏を行く」とはどういうことなのかということが、最大の焦点になると思います。実は、これを解くヒントは、1:9にあります。つまり、9人が儲けられないのだから、9人が偏った行動に出たときに、逆の動きをすれば良いのです。そこで、投資家の9割が、一斉に行動するかと思われるでしょうが、全体の9割と考えるのではなく、参加者の9割と考えれば良いのです。投資家の中には、捻くれ者も多数いますから、暴騰相場でも反落を疑って、参加を控えるような人がいます。そのような人は、計算に入れないのです。そして、参加者の9割が、買いや売りに偏ったときが、売り場や買い場になるのです。ところが、このような場合は、相場が総悲観や総楽観という状況ですから、売るにしても、買うにしても、逆に行くのは非常な覚悟がいります。また、9割が一方向に傾いたとしても、直ぐに逆の動きになるのではなく、ある一定期間その状態を維持することが、よくあります。この維持する期間の長さを特定することが非常に難しく、多くの投資家は、この期間を見切れずに失敗するようです。

 だた、私の過去の経験から考えると、例えば、9割が買い傾いた時点から売り上がっていくと、一時は担がれますが、後日は、確実に利益になって帰ってきます。買い下がりでも同様です。ですから、いかに、多くの投資家の意見に逆らえるかが、成功の道なのかもしれません。

 そこで、ここでの教訓は、成功するためには他の投資家と同じ行動はしないことです。みんなが買っているから買う、売っているから売る、ではダメなのです。いかに他の投資家に逆らうかを考えて、行動しなければならないのです。


コーナートップへ戻る

トップページへ戻る


 本サイトは、個人的な経験及び考えに基づいて構成されていますので、その内容において、正確性、信頼性および利益性を保証するものではありません。ですから、原因のいかんに関わらず、当方では、一切の責任を負いません。また、本サイトの情報に基づいて行った投資行為その他の損害についても、一切の責任を負いません。投資その他の行為については、自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。投資の最終判断、最終責任は、全てご自身でお願いします。