第一篇 始計
☆☆☆株式投資を始める前の注意事項☆☆☆



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第2節 理解度と勝率
第11回 5条件7項目を理解していても

 更に孫武は、

 「そして、分析の結果、勝算有りとして出兵の勅許が得られたのであれば、後は情勢を整備して、出兵後の障害を減らさなければならない。情勢とは、利益によって、反対勢力を制することである。」

 と、しています。これを株式投資に置き換えると、

 「そして、分析の結果、成功率が高いと判断できたときは、後は希望的観測に留意して、投資後のリスクを軽減しなければならない。希望的観測とは、利益に目が眩んで、悪材料を無視することである。」

 となると思います。5条件7項目を理解し、その全ての条件が整っており、更に成功できると判断しても、確実に成功できるものではないと、孫武は言っています。それなら、今までの条件は何だったんだということになりますが、今までの条件は、成功の為の事前に確認する条件だということです。事前の条件が揃ったからと言って、後は、寝ていても成功する訳ではないと、孫武は言っているのです。つまり、株式投資で言う、撤退の時を見誤るなということです。全ての条件が整って、これは儲かると思って投資したとします。確かに読みどおり、相場は上昇し、儲けが出たとします。ところが、先にも書きましたように、相場というものは、刻一刻と変化します。そこで、儲けに気を良くして、その変化の兆しを見抜くと言う努力を怠れば、あるとき反落して、全ての儲けを吐き出さなければならないかもしれません。そうなると、せっかくの成功も、一瞬にして失敗へと転落してしまいます。孫武は、その危険性を言っているのです。

 ですから、条件が揃って投資をしても、相場の雰囲気に流されて、儲かる、儲かると喜んでばかりいてはダメだということです。いつ反落するかと、細心の注意を払い、欲望を捨てて、相場の動きを注視することが大切なのです。また、上がっているからといって、ついつい反落が怖くなって、小さな利益で利食いするのもダメです。元々、利食いラインを決めているのなら別ですが、怖くなったという感情による判断は、後日の災いになるからです。

 そこで、ここでの教訓は、条件が揃ったからと言って、手放しに喜んで投資をしてはならないということです。日々、相場動向に注視して、その変化の兆しを読み取り、臨機応変に対処しなければならないと言うことです。儲かって当たり前の環境で投資して、その上、損失の発生に気をつけながら投資することが、必要と言うことです。


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