第一篇 始計
☆☆☆株式投資を始める前の注意事項☆☆☆



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第2節 理解度と勝率
第10回 5条件7項目を理解していないと

 以上の5条件7項目を受けて、「孫子」は、

 「そこで、もし、全軍を任せる将軍が以上のこのことを理解しているのであれば、必ず勝つことになるので、この者を留任させることができる。反対に、理解していないのであれば、必ず敗れることになるので、留任させることができない。」

 と、しています。これを株式投資に置き換えると、

 「そこで、もし、株式投資を始めようとする人が、以上のことを理解しているのであれば、必ず成功することになるので、株式投資を始めてみれば良い。反対に、理解していないのであれば、必ず失敗することになるので、株式投資などに興味を持たないほうが良い。」

 となると思います。この5条件7項目を理解していない者は、株式投資をしてはならないということになります。理解せずに始めると、必ず損をすると言うことです。言い換えれば、損をしているうちは、理解度が足りないということです。つまり、勝者である1/10に入るには、まだまだ理解できていないということです。

 ところで、既に成功している人が、みんなこのことを理解しているかと聞かれれば、「No」としか、答えられません。現実としては、「孫子」を知って投資をしている人の方が少ないと思います。だからと言って、これらの条件は無意味だと決め付けることは、短絡過ぎると思います。確かに、「孫子」の内容は知っていないかもしれませんが、経験的にその事実を知っているのではないでしょうか。意識せずに、「孫子」と同じような行動を取っているのではないでしょうか。

 考えてみて下さい。そもそも、戦争というものは、「孫子」が無い時代からありました。「孫子」を知らなくても、そこには勝者と敗者が存在していたのです。また、当然、常勝の英雄と呼ばれた人たちも居ました。殷(商)の易允、周の太公望呂尚、斉の管仲、晋の士会などがそれです。しかし、彼らは皆、「孫子」を知りませんでした。それでも勝ち続けられたのです。何故、勝ち続けられたのか。それは、彼らの足跡を調べればわかりますか、彼らの行為は、全て「孫子」の内容に合致しているのです。「孫子」という書物を知らなくても、経験的に、その必勝術を知っていたのです。だから勝てたのです。と言うより、彼らの存在があったからこそ、孫武は必勝術を体系化することができ、「孫子」を生み出せた訳です。彼らの必勝術があってこそ、初めて「孫子」は生まれたのです。ですから、株式投資も同じです。私が、「孫子」をアレンジできているのは、私自身が成功できたというだけでなく、多くの成功者の方法を研究して、その中に法則性を発見して、体系立てることができたからです。その説明として、わかり易いように、「孫子」の形を借りているだけなのです。

 間違えてもらっては困るのは、「孫子」があっての必勝ではありません。必勝があっての「孫子」なのです。「孫子」というものは、既に大儲けできる人であれば、自分の弱点を計る物差しとして、儲けられない人であれば、儲けに近づくための地図として利用するものです。大儲けできても、ちょっとしたボタンの掛け違いから、足をすくわれることがあります。そのようなことが無いよう、自省のために、「孫子」を読むのです。また、どのようにして儲けたら良いかわからない、五里霧中の状態から脱出する手段として、「孫子」を読むのです。

 そこで、ここでの教訓は、儲けられないのは理解不足であり、より理解できるように研究しなければならないということです。10人に1人、つまり上位10%というのは、偏差値60ということです。学生時代、偏差値60などというのは夢だったかもしれませんが、その時、必死になって勉強したでしょうか。必死になっていれば、偏差値60程度は取れたかもしれません。どれだけ必死になって研究できるかが、成功への近道ということです。


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