第一篇 始計
☆☆☆株式投資を始める前の注意事項☆☆☆



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第2回 成功のための条件

 さて、そこで、その成功の見通しの立て方ですが、孫武は、

 「そこで、その見通しを立てる為に、5つの条件について敵国と比較し、それぞれについて詳細に分析して、その優劣を調査しなければならない。1つ目は『道』、2つ目は『天』、3つ目は『地』、4つ目は『将』、5つ目は『法』である。」

 とあります。これを株式投資に置き換えると、

 「そこで、その見通しを立てる為に、次の5つの条件について自己判断し、それぞれについて詳細に分析して、その内容を精査しなければならない。1つ目は『自制』、2つ目は『時期』、3つ目は『環境』、4つ目は『能力』、5つ目は『方法』である。」

 となると思います。戦争であれば、明確な敵がいるのですから、単純な比較で勝敗の予想を立てることができます。しかし、株式投資では、そう簡単にはいきません。それは、明確な敵がいないからです。投資家にとっては、自分以外の投資家は、全て敵です。そう考えると、他の投資家は、それこそ、数百万人いるのです。その全てが、敵になってしまいます。一対百でも勝ち目は無いのに、一対数百万人では勝ちようがありません。そこで、敵とは、自分以外の投資家全体の動きと解釈しました。投資家一人一人の個性を無視し、総体的な動きを敵とみなしました。つまり、われわれ投資家を損させようとする他の投資家達の動きです。株式投資はゼロサムゲームなのですから、他の投資家の損が他の投資家の儲けになるのですから、投資家が儲けようとする動きは、全て他の投資家に損をさせようとする動きになるはずです。そういう意味で、投資家の敵は、自分以外の投資家全体の動きと考えたのです。

 しかし、こういう風に考えると、他の投資家との比較考量ができなくなります。そこで、自己判断に変更しました。株式投資では、9割の投資家が損をして、残りの1割の投資家が儲けているのです。ですから、自分の状態が、残りの1割に入るかどうかを自己判断するのです。当然これは、状態によって日々変化します。色々な要素の中で、日々、確認しなければならないと思います。

 そこで、ここでの教訓は、日々、自戒し、自分の置かれている位置を知るのが大事ということです。これら5つの条件に沿った投資をしているか、どうかを確認することです。儲かるようになると、ついつい危険な橋を渡るようになるはずです。その橋を理解して渡っているのか、それとも理解せずに渡って痛い目に遭うのかでは、以後の株式投資に対する成功率に雲泥の格差が生じます。少しでも、確率の高い投資をしてもらいたいので、この自戒は、株式投資の世界に居る上では、必須項目となります。


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