戦 国 策
☆☆☆人の前で上手に話す方法を徹底追求☆☆☆



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楚 策
第47策 自らの地位を守る方法

 魏の襄王(じょうおう)が楚の懐王に美女を贈った。懐王は、その美女をたいそう可愛がった。それを聞いた鄭袖は、その美女を妹のように可愛がった。身の回りの世話はおろか、悩みごとの相談相手にもなってやった。その可愛がり方は、懐王をも凌ぐほどであった。それを見た懐王は、鄭袖を感心した。

 「女は、色香で男に仕えるものと聞いていたが、鄭袖は新しい女ができて、嫉妬して当たり前なのに、これっぽっちも嫉妬しない。それどころか、わたし以上に可愛がってくれている。鄭袖は、考えていた以上に、素晴らしい女性だったんだ。」

 暫くして、鄭袖は、その美女に言った。

 「私も小耳に挟んだことなのですが、陛下はあなたを心底寵愛されているようなのですが、どうもあなたの鼻の形がお気に召さないらしいのです。ですから、これからは陛下の前に出るときは、鼻を小袖で隠した方が、良いかもしれません。」

 そこで美女は、信頼する鄭袖の言うことなので、懐王の前に出るときは、いつも鼻を小袖で隠すようにした。暫くして、懐王がそのことに気付いて、鄭袖にそれとなく訳を聞いた。

 「どうして最近、私の前では、鼻を隠しておるのじゃろう。」

 「それは・・・・。」

 鄭袖は、言い難そうにしていた。

 「何か知っておるのか。遠慮は要らぬ。早く申せ。」

 「はい、陛下のお体の臭いが嫌いだと申しておりまして・・・・・。」

 「何だと、けしからんヤツじゃ。即刻、鼻切りの刑にしてしまえ。」

 美女は、申し開きをする機会も無く、鼻を削ぎ落とされた。

 


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