戦 国 策
☆☆☆人の前で上手に話す方法を徹底追求☆☆☆



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斉 策
第40策 有力者に取り入る方法

 再び、田文と□王(びんおう)の間が、気まずくなった。その結果、田文は斉の宰相を解任されたので、魏の宰相となった。その後の□王は、田文が居ないのを良いことに放漫な政治を行ったため、燕の名将楽毅(がっき)に攻められ、城陽(じょうよう:地名)に逃れた後に、楚の暴将□歯(とうし)に殺された。その後、即墨(そくぼく:地名)に逃れていた田単が、策略をもって楽毅を更迭させ、燕軍を破って斉の国土を回復した。そして、田単は、□王の子である襄王を探し出して王位を継がせ、自分は宰相となった。
 それから暫く経った後のこと。

 □勃(ちょうぼつ)は、いつも田単のことを、

 「あの人は、くだらん人だ。」

 とけなしていた。
それを知った田単は、宴席を設けて□勃を招待して尋ねた。

 「貴殿はいつも、私のことをけなされているが、私に何か落ち度でもあったのでしょうか。」

 「悪人の飼い犬が善人に吠えるのは、悪人を敬って、善人を蔑んでいる訳ではありません。犬が飼い主には吠えないのは当たり前です。仮に、愚者と賢者が闘ったとします。愚者の飼い犬は、相手が賢者だろうが関係なく、その足首に噛み付くでしょう。ましてや、賢者の飼い犬であれば、相手の足首に噛み付くだけでは済みますまい。」

 「なるほと。」

 翌日、田単は、□勃を重職に推挙した。

 普通に接していても、有力者の歓心は買えない。有力者を非難することにより、相手の注意を惹きつけて、与力となるタイミングを計るのである。ただ、注意すべき事は、有力者の器量が大きくなければ、成功しない。小さければ、非難した時点で、殺される事になる。


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