戦 国 策
☆☆☆人の前で上手に話す方法を徹底追求☆☆☆



トップページへ戻る

コーナートップへ戻る


斉 策
第32策 憎まれている相手から援助を引き出す方法

 宣王が亡くなった時のこと。宣王の子の□王(びんおう)が即位したが、□王と田文は、そりが合わなかった。そこで□王は、田文に宰相の職を辞させて、薛に押し込めてしまった。このことを伝え聞いた楚は、好機到来とばかりに、薛に出兵して激しく攻め立てたときのこと。

 淳几□(じゅんうこん)が、斉の使者として楚の使いの帰りに、旧知の田文を見舞った。

 「先生、今、私は楚に攻められて難儀しております。一つお力を貸していただけませんか。さもないと、先生とのお付き合いも、これが最後になってしまうかもしれません。」

 「わかりました。なんとかしましょう。」

 淳几□は、急いで斉に帰り、□王に使いの報告をした。

 「先生、他に楚で気付いたことは無かったですか。」

 「楚はわからずやで困りますが、薛も身の程を知りません。」

 「と言うと?」

 「薛は、国力も考えずに、威王、宣王の廟を建てております。楚は、この廟のあるところも攻めていましたので、廟もどうなっているのかわかりません。だから、薛は身の程知らずで、楚はわからずやだと申し上げたのです。」

 「チッ!!父の廟を楚に踏み荒らされては一大事だ。すぐさま薛に援兵を差し向けよ!!」

 元々、逆恨みしている相手に、助けてやって欲しいと直訴しても、聞き入れられるものではない。また、「父祖の廟」があるから助けなければならないと言っても、なかなか聞き入れられるものではない。サラリと助けなければならない理由を匂わせれば、逆に相手は自発的に助けるようにするだろう。


コーナートップへ戻る

トップページへ戻る


 本サイトは、個人的な経験及び考えに基づいて構成されていますので、その内容において、正確性、信頼性および利益性を保証するものではありません。ですから、原因のいかんに関わらず、当方では、一切の責任を負いません。また、本サイトの情報に基づいて行った投資行為その他の損害についても、一切の責任を負いません。投資その他の行為については、自己資金の範囲内で慎重に行うようにして下さい。投資の最終判断、最終責任は、全てご自身でお願いします。