戦 国 策
☆☆☆人の前で上手に話す方法を徹底追求☆☆☆



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斉 策
第28策 見方を変えて説得する方法

 斉の威王が、弟であり宰相でもある田嬰(でんえい)に、斉と楚の中間点にある薛という地を与えようとした。これを知った楚王は、慌てて邪魔をしようとした。そこで、田嬰の友人である公孫閲(こうそんえつ)が楚王に謁見して言った。

 「陛下は、薛が靖郭君(田嬰のこと)の領土となることを阻止しようとなさっていると聞きました。」

 「そうじゃ。靖郭君ほどの傑物の領土と国境を接することは、楚にとって甚だ問題だ。」

 「陛下、それは考え方の違いでございます。」

 「違いとは??」

 「はい。靖郭君は、そもそも斉の宰相を務めておられますから、斉と国境を接するということは、靖郭君の領土と国境を接しているのと同じことでございます。ところが今回、斉では、自身の土地を裂いて靖郭君に与えました。これは、斉が弱くなったことを意味します。また、靖郭君は、斉という千里四方の広大な領土から、薛という百里四方の狭小な領土に押し込められることになります。靖郭君がいる斉と、いない斉では、どちらが楚の害となるでしょうか。」

 「斉に決まっておる。」

 「ならば、陛下は、靖郭君が薛に封じられることを反対されるのではなく、逆に後援なさるべきではありますまいか??」

 普通に反対するなと言っても、誰も聞き入れない。相手が横槍を入れる理由を突き止めて、その理由を回避して説得するからこそ、始めて意見を聞き入れようとするのである。


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