戦 国 策
☆☆☆人の前で上手に話す方法を徹底追求☆☆☆



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斉 策
第26策 上手く進言する方法A

 前回の続き。

 宣王が王斗に言った。

 「先生。私は、この国と民を心から愛している。そのためにも、多くの人材を招いて、住み良い国づくりをしようと、日々考えている。」

 「怖れながら申し上げます。私の目には、陛下は、国と民より、絹を愛しておられるように見えます。」

 「それは、どういう意味だ。」

 「陛下は、絹で冠を作らせられるときには、お側に居られる方ではなく、専門の職人に命じられるでしょう。それは、陛下のお側に居られる家臣の方々より、職人の方が上手に作るからです。ところが、陛下は、国や民のための政に対しては、専門の方の意見を聞かれずに、お側に居られる家臣の方々の意見ばかりを聞かれる。だから、国や民より、絹の方が大事だと申し上げたのです。」

 これを聞いて、宣王はもっともな事だと思い、己の不明を恥じた。そして、新たに5人の行政官を採用し、側近を遠ざけた。その結果、斉は益々栄えるようになった。

 まずは、突拍子も無いことを言って、相手の関心を誘うのである。その後、おもむろに簡単な例え話で、相手に気付かせるように仕向けるのである。直接、結論から進言しても聞き入れられるものではない。もし、簡単に聞き入れられることであれば、既に、実行されていて当たり前だからである。


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