戦 国 策
☆☆☆人の前で上手に話す方法を徹底追求☆☆☆



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斉 策
第24策 恩をより効果的にする方法

 魏が、韓の南梁に攻撃をかけた。韓は、斉に対して救援を求めた。斉の威王は、すぐさま大臣を集めて、どのタイミングで出兵するか否かを尋ねた。

 「宿敵である魏を叩くのには絶好の好機であるが、直ぐに出兵した方が良いだろうか。」

 これに対して、張丐(ちょうがい)と、田思(でんし)が答えた。

 「早急に援軍を差し向けなければ、韓が魏に降伏してしまうかもしれません。急がないとまずいと存じます。」

 「いや、それは違います。韓、魏両国が損耗する前に我が軍を送れば、魏の矛先が我が軍に向かい、我が軍が、韓に救援を求める破目に遭うかもしれません。今回の魏の出兵の狙いは、韓の覆滅にあると存じます。韓が危うくなれば、地理的にも、必ずわが国に援軍を求めてまいるでしょう。そこで、韓には援軍を送ると言っておきながら、韓と魏の損耗を待ち、損耗し切ったところで救援に駆けつけるのです。そうすれば、労せずして利益を得ることができます。」

 「なるほど。わった。そうしよう。」

 威王は、韓の使者に援軍を出す旨を伝えた。韓は、斉の援軍を頼みとして魏と交戦したが、5回戦って、5回とも敗れた。そこで韓は、早急に援軍を差し向けてくれるよう、重ねて威王に頼んだ。そこで、威王は出兵し、馬陵の戦いで、散々魏軍を打ち破った。

 どうせ助けるのなら、助ける相手が最も感謝するタイミングでするほうが良い。また、できるだけ苦労せずに恩を売った方が良いものである。


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