戦 国 策
☆☆☆人の前で上手に話す方法を徹底追求☆☆☆



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秦 策
第14策 信頼できない相手と親しくなる方法
(前回の続き)

 「わかった。魏と韓と親しくして、趙と楚を攻めようと思うが、魏という国は信頼できない。だから、どうしても、親密になれないのだ。何か良い方法は無いか?」

 と、昭王は、范雎に尋ねた。

 「信頼できないのであれば、こちらから朝貢してはなりません。また、土地を割いて機嫌を取ってもなりません。そういう相手と親密になるには、恫喝するに限ります。」

 「どうすれば良いのだ。」

 「簡単なことです。攻めれば良いのです。試しに魏の要所である刑丘(けいきゅう)を攻め落として下さい。魏は、必ず朝貢を請うて来るはずです。」

 昭王は、范雎の助言どおり、魏の刑丘を攻め落とした。魏の君臣は、慌てて秦に朝貢を請うて来た。
更に范雎は韓についても言った。

 「わが秦と韓の国境は、刺繍の糸のように入り混じっています。我々にとっては、韓は獅子身中の虫に他なりません。一度変事が起きれば、韓ほど厄介な国はありません。韓とも、親密になっておいた方が良いでしょう。」

 「わしもそうしたいが、相手が嫌がったらどうする。」

 「太行山の道を分断すれば良いのです。太行山の道を分断すれば、上党の兵は南下出来なくなります。そうなると、韓の要所である栄陽(えいよう)の守備が疎かになりますので、簡単に攻め落とせます。栄陽を手に入れれば、成皐への道が寸断されますので、韓は3分割されてしまいます。ですから、太行山の道を分断さえすれば、嫌でも、韓から同盟を申し出て来るでしょう。」

 仲良くする方法は、相手に媚びるばかりではない。相手に主導権を握られないためにも、恫喝するのも一手であると、理解しておくべきである。


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