戦 国 策
☆☆☆人の前で上手に話す方法を徹底追求☆☆☆



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東 周 策
第5策 力を実力以上に見せかける方法

 斉の宰相であった孟嘗君は、秦王に、秦の宰相に任命すると言われて、秦に出掛けました。秦と斉の同盟を潰したい趙の武霊王は、秦に潜入させている部下を使って、上手に、秦王に孟嘗君を殺させるように謀略を仕掛けます。一度は、秦王に幽閉された孟嘗君でしたが、からくも脱出して、斉に逃げ帰ります。このときの逸話が、有名な「鶏鳴狗盗」です。
 
 孟嘗君は、殺されかけた恨みを晴らすために、以前宰相をしていたことがある魏と友好国の韓を誘って、秦に攻め込もうとしていました。

 孟嘗君が三ヶ国の連合軍を率いてくると聞いて、秦では大騒ぎとなります。と言うのも、孟嘗君は戦が上手で、唯一秦が勝ったことが無い相手が、孟嘗君だったからです。

 丁度その時、東周では、宰相を秦に派遣して、秦との関係を改善しようと考えていました。ところが、このような一大事のときに秦に派遣しても相手にされないと考えて、派遣を取り止めようとしていました。この動きを知って、ある臣下が、宰相に向かってこう進言します。

 「秦に軽くあしらわれるかどうかは、行ってみなければわかりません。確かに、今の秦は、上へ下への大騒ぎの最中でしょうが、だからこそチャンスとも言えるのです。秦では、孟嘗君が率いる斉、魏、韓の三ヶ国の情報を、のどから手が出る程欲しがっているはずです。そこで、あなたは、秦のために、孟嘗君の動きを探りましょうと持ちかけるのです。そうすれば、秦は必ず、あなたを丁重に遇するはずです。あなたが丁重に遇されることは、東周が丁重に遇されるのも同じことです。こうなれば、秦との関係は、更に深まることになるでしょう。今のところ、東の大国である斉との関係は良好です。これに西の大国である秦との関係が改善できれば、東周としては、暫くの間、憂うことは無くなります。」

 一見、無下に断られるような行動でも、やり方を変えれば、非常に効果的になるということです。なんでも、やり方次第でどうにでもなるということです。


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