戦 国 策
☆☆☆人の前で上手に話す方法を徹底追求☆☆☆



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東 周 策
第4策 板ばさみを逆手に取る方法
 東周という国は、秦と韓という二国の間にある小国です。ですから、事ある毎に、秦と韓の争いに巻き込まれて来ました。今回も、いつもと同じように、巻き込まれたときのお話です。

 あるとき、秦が韓を討伐するために、東周に対して、領土通過の許可を求めてきた。
 東周君としては、もし、秦に許可を与えれば、韓が秦に攻め込まれて、韓は東周を恨むに違いない。そうすれば、いずれ折を見て、東周を攻め滅ぼそうとするだろう、と考えた。また、もし、秦に許可を与えなければ、秦に恨まれて、韓より先に、東周が攻め滅ぼされてしまうだろう、と考えた。東周としては、どっちに転んでも攻め滅ぼされるという、国家存亡の危機となってしまった。東周君としては、何か良い策はないかと、悩みに悩んだ。

 これに対して、ある臣下が、東周君に進言した。
 「陛下、韓の宰相である韓公叔に、使者を立てて下さい。そして、こう言わせて下さい。秦が東周を通って韓を攻めるのは、東周が裏切らないと思っているからで、韓が何がしかの領土を東周に与えて、楚に使者を遣わせれば、必ず秦は東周を疑い、東周を通って韓と戦うというのを諦めるはずです、と。また、秦王には、こう言わせて下さい。韓が、無理やり東周に領土を割譲して、秦と東周の仲を裂こうとしているのはわかっているのですが、くれるという領土を断る訳にもいかず、しぶしぶもらったのです、と。そうすれば、秦は、絶対に、東周に対して領土をもらうな、とは言えないでしょう。こうなれば、東周としては、韓から領地をもらい、秦、韓両国から恨みを買わないと思うのですが・・・・。」

 秦という強大国からかけられた圧力を、上手に韓へ流すという、別名「虎の威を借る狐戦法」と言えるでしょうか。ピンチをチャンスに代えるというのは、このことでしょうね。


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