戦 国 策
☆☆☆人の前で上手に話す方法を徹底追求☆☆☆



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西 周 策
第2策 嫌な相手に会わない方法

 秦が商鞅(しょうおう)を用いて、超大国化した後の話です。

 その頃、秦は中国全土を統一しようとして、まずは秦と最も仲が悪い国である魏を攻めます。魏は、春秋時代の晋の後継国を自負していたので、西戎の蛮国である秦と同盟を結ぶことを恥辱と感じていました。ですから、事ある毎に、秦の邪魔をし続けていたのです。

 そこで、秦王は、西周君を使って、魏を攻めさせようと考え、西周君に、秦へ来るよう呼び出します。ところが、西周君としては、秦の魂胆が見えていたため、行きたくありませんでした。しかし、秦王を怒らすと、西周などひとたまりもありません。あっという間に滅ぼされてしまいます。ですから、どうしようかと迷っていました。

 この話を聞いた西周君の友人は、西周君のために、魏王に対してこう言いました。
 「秦王が西周君を呼び出すのは、西周君に魏の南陽を攻めさせようとしているからです。もし、西周君に攻められれば、魏は、秦だけでなく、西周とも戦うために兵を二分しなければならず、今以上に不利な戦いを強いられてしまいます。ですから、先手を打って、西周の河南を攻めればどうでしょうか。西周君は、魏に攻められたことを口実に、秦へ行くのを取り止めるはずです。そうすれば、秦は、西周に魏を攻めるように命令することはできません。秦は単独で、魏を攻めるかといえば、そこまで冒険はしないでしょう。」

 この献策を入れた魏王は、直ぐに河南に兵を向けた。これを聞いた西周君は、魏に攻撃されたので秦には行けないと断りを入れ、魏を迎え撃つべく河南に出撃した。元々、戦う意思の無い両国であるから、お茶を濁した程度に戦い、両国とも早々に引き上げた。

 例えば、不本意なことを強いられている者がいれば、それを回避するための理由を与えてやることで、恩を売ることができるということです。魏王は、西周を攻めたことにより、秦に魏を攻められなくし、西周君に恩を売った訳です。


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