韓子(韓非子)
☆☆☆人と上手に付き合うための方法を徹底追求☆☆☆



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第30篇 内儲説(上)
第35話 笛を吹かせる話

 斉の宣王(せんおう)は笛の音が好きだった。特に合奏が大好きで、いつも300人からの楽師に合奏させていた。ある日、南郭(なんかく)に住む男たちが、自分たちは笛の名手だと言い、宣王のために笛を吹きたいと願い出た。宣王は、あっさりと楽師の身分に取り立てて、厚遇してやった。この話を伝え聞いた者たちは、こぞって自分は笛の名手だと名乗り出て、皆宣王に召抱えられた。

 ところが、宣王が死去し、子の□(サンズイへんに民と日)王(びんおう)が即位した。□王は、合奏ではなく、独奏を好んだ。すると、宣王に召抱えられた多くの楽師たちは、我先にと逃げ去ってしまった。

 合奏だと個人の技量が集団の中で埋没するが、独奏だとそうはいかない。組織の中でも、実際に単独で仕事をさせてみれば、本当に有能なのか、それともフリをしているだけなのかは、簡単にわかるのである。


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