韓子(韓非子)
☆☆☆人と上手に付き合うための方法を徹底追求☆☆☆



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第30篇 内儲説(上)
第34話 魏が韓に併合を求めた話

 魏王が韓王に対して書状を送った。そこには、次のように書かれていた。

 「元々、貴国とわが国は、晋という一つの国から分かれてできたものです。ですから、もう一度、往時に帰って、貴国をわが魏に併合しようではありませんか。」

 この書状を受け取って、韓王は慌てた。この頃の魏は大国であり、韓とは国力の差が歴然としていたからである。そこで韓王は群臣に対して、どのように回答すれば良いか、意見を募った。ところが、議論は白熱するものの、具体的な解決策を見出せなかった。これに対して、一人の臣下が言った。

 「陛下、簡単なことです。陛下が魏王に対して、こう言われれば良いのです。わが国でも同じことを考えていました。貴国をわが韓と併合しようではありませんか、と。」

 韓王の返書を見た魏王は、二度とこのことを口にしなくなった。

 多くの者が議論すれば良いという訳ではない。また、多くの意見を聞けば良いという訳でもない。適時に、的確に、どおりが通る意見であれば、人数の多寡などは関係ないのである。


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