韓子(韓非子)
☆☆☆人と上手に付き合うための方法を徹底追求☆☆☆



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第30篇 内儲説(上)
第31話 韓の昭侯が古着をしまいこんだ話

 韓の昭侯が、臣下に命じて、着古した袴をしまわせた。それを見ていた侍者が言った。

 「陛下は、人の心というものがわかっておられぬ。着古した袴でさえ、近臣の者に与えようと為されないとは。」

 これを聞いて昭侯は言った。

 「お前たちに、わかることではない。私が聞いたところによると、名君は、表情を変えるにも易々としてはならない。顔をしかめるにはしかめるだけの理由がいり、笑うには笑うだけの理由がいるからである。このことを考えれば、袴を与えることは、表情を変える以上に明確な理由が要るということである。だから、功績を立てる者が現れるまで、着古した袴を、大事にしまい込んでおくのだ。」

 恩賞をむやみに乱発すると、恩賞の価値が下がる。価値が下がれば、人を導くことができないため、乱発は控えなければならないのである。


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