韓子(韓非子)
☆☆☆人と上手に付き合うための方法を徹底追求☆☆☆



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第30篇 内儲説(上)
第8話 江乞が楚国の風俗を説いた話

 江乞(こうきつ)が、魏王のために、使者として楚へ行った。そこで、楚王に尋ねた。

 「恐れながら、陛下にお聞きしたいことがございます。楚に初めて参ったのですが、楚の風俗を見聞きしているうちに、納得できないことが生じました。論語には、『君子は人の美を蔽わず、人の悪を言わず。(立派な人は、人の美徳を隠さず、人の悪事を言わない。)』とありますが、本当でしょうか。」

 「本当だ。」

 「お言葉ですが、それなら先の恵王のときに起きた白公の乱のような場合、陛下は危険に晒されることになるではありませんか。みんなが悪事を言わずに、見て見ぬフリをすれば、陛下が、悪事を知ることができないはずです。そうなれば、楚という国は、悪人の巣窟になってしまうのではないですか。」


 告げ口は忌み嫌われるものであるが、告げ口を封じてしまえば、見えないところの悪事を知る術を失ってしまう。例え告げ口であっても、事の真偽を確かめ、情報としては、得ておかなければならないということである。


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