韓子(韓非子)
☆☆☆人と上手に付き合うための方法を徹底追求☆☆☆



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第30篇 内儲説(上)
第5話 斉人が黄河の神を王に見せた話

 斉王が、巡礼の最中に、黄河の畔にやって来たときのこと。
 黄河の畔に住んでいる漁師が、斉王に向かって言った。

 「黄河の神は偉大な方です。陛下、試しにお会いになられてはいかがですか。お許しを頂ければ、私がお引き合わせしようと思うのですが。」

 「わかった。会わせてくれ。」

 そこで、その漁師は、黄河の畔に祭壇を作って祈祷の真似事をした。そして、斉王を祭壇の上に呼び寄せて、一緒になって黄河の川面を眺めた。暫く眺めていると、おもむろに大魚が一匹、川面を飛び跳ねた。その漁師は、それを見つけるや否や、

 「あちらにおられたのが、黄河の神です。」

 と言った。

 斉王は、漁師の言葉を信じるしかない。なぜなら、黄河の神の姿を知らないからである。本当の姿を知らなければ、例え騙されたとしても、騙されたことがわからないのである。




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