韓子(韓非子)
☆☆☆人と上手に付き合うための方法を徹底追求☆☆☆



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第11篇 孤憤
第1節 法術家と重臣

 今回から、韓非子第11編「孤憤」についてお伝えします。前回の第7編「二丙」に引き続いて、説明文が主体で面白くないかもしれませんが、組織内での生き残り方を考える上では、この上ない重要な内容になっています。


 術家というものは、物事の先を読み取ることができるので、必ず遠い将来を見通しながら行動するものです。読み取ることができなければ、当然、他人の悪事など告発することはできないからです。法家というものは、必ず強い意志をもって、正義を貫こうとするものです。強い意志がなければ、他人の悪行を矯正することはできないからです。

 臣下の中で、命令に従って仕事を執行し、法律に従って職務を全うしようとする者は、韓非が言うところの『重臣』ではありません。韓非が言うところの『重臣』とは、命令無しに勝手に仕事を執行し、法を捻じ曲げて私利私欲を図る者たちのことです。一族に利益をもたらす為に国家を消耗させ、その権力で主君までをも自由に動かすことができるの者たちが、韓非が言うところの『重臣』なのです。術家は物事の先を読み取ることができるので、ひとたび登用されると、『重臣』の陰の悪行を白日の下に晒そうとします。法家は強い意志を持っているので、ひとたび登用されると、『重臣』の悪行を是正しようとします。だから法術家を登用すると、『重臣』達は必ず違法行為をしたということで、捕えられてしまうのです。つまり、法術家と『重臣』とは、並存できない仇同士のような存在なのです。
 



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